5-4-1. 踏切
1)一時停止と安全確認
- 踏切では、死亡・重傷事故のような大きな事故が起こりがちです。踏切を通過しようとするときは、その直前(停止線があるときは、その直前)で一時停止をし、窓を開けるなどして自分の目と耳で左右の安全を確かめなければなりません。なお、踏切に信号機のある場合は、信号に従って通過することができます。
- 安全を確認する場合、一方からの列車が通過しても、その直後に反対の方向からの列車が近づいて来ることがありますから十分注意しましょう。
- 警報機が鳴っているときや、しゃ断機が降りていたり、降り始めているときは、踏切に入ってはいけません。
- 前の車に続いて通過するときでも、一時停止をし、安全を確かめなければなりません。また、踏切の向こう側が混雑しているため、そのまま進むと踏切内で動きがとれなくなるおそれがあるときは、入ってはいけません。
- 踏切内では、エンストを防止するため、変速しないで、発進したときの低速ギアのまま一気に通過しましょう。また、歩行者や対向車に注意しながら、落輪しないようにやや中央寄りを通りましょう。
2)踏切で故障したとき
踏切で動かなくなったときは、一刻も早く列車の運転士等に知らせるとともに、車を踏切の外に移動させなければなりません。
- 警報機のある踏切では、警報機の柱などに取り付けられている押しボタン式の踏切支障報知装置を活用する。
- 踏切支障報知装置のないところでは、携帯している発煙筒などを使い列車に分かるようにできるだけ早く合図をする。